公務員がiDeCoを始めた理由

投資

公務員でiDeCoを始めようか迷っている人も多いと思う。俺の勤務している人口5万人、経常収支比率都道府県内ワーストのの自治体の退職金を示すことと、iDeCoを始めた理由や方針を紹介することで、迷っている人の参考になればと思う。

退職金の推移と予測

そんな自治体の退職金推移が以下のとおり。いずれも退職した本人に直接聞き取り調査したもの。

  • 2010年 大卒 勤続38年 2,700万円
  • 2016年 高卒 勤続42年 2,300万円
  • 2021年 大卒 勤続38年 2000万円

この10年で700万円減額している。単純に見積もっていくと

  • 2030年 1,300万円
  • 2040年  600万円(俺60歳)
  • 2045年  250万円(俺65歳)
  • 2050年  0万円

定年が現状の60歳だとしたら俺がもらえる退職金は600万円、定年が65歳になると250万円。

iDeCoを始めた理由

この予測はただの数字遊びでしかないんだけど、収入は低めに見積もっておくのが良いと言われている。退職金がない会社も多いという中で、公務員の退職金もいつまでもある保証はない。国としても「いつまでも年金当てにしないでね、自分で準備しようね」っていう方針なので、自分で蓄えるしかない。つみたてNISAは既にやっているので、税制優遇をフル活用するためにもiDeCoを始める事にした。

戦略

戦略は公務員の上限の月12,000円、年間144,000を楽天VTIに入金する。以上。この理由はつみたてNISAと特定口座で合計月50,000円をオールカントリーに投資しているから。具体的には、iDeCoは月12,000円と割と少額ということ、定年を迎える20年後までは米国は成長すると思っていて米国寄りに投資したいこと、税制優遇を最大限活用するために株式100%でリスクを取って運用したいこと。

始めるまでにかかった日数

iDeCoを始めようと思ったのは2020年の9月で当時楽天証券でiDeCoの申し込みをした。1週間程度で書類が送られてきたんだけど、出口戦略や節税効果などYouTubeで情報収集した。経過は以下のとおり。

  • 2020/9/23 楽天証券から資料受け取り
  • 2021/3/1 職場で事業者証明書類を記入してもらう
  • 2021/3/2 楽天証券に書類を郵送する
  • 2021/3/12 楽天証券の審査完了
  • 2021/3/13〜 国民年金基金連合会で審査開始
  • 2021/4/16 JIS&Tから届いたパスワードのハガキ口座開設完了の書類が郵送されてくる
  • 2021/4/21 楽天証券から「加入手続き完了、配分設定のお願い」のメールが届く。
  • 2021/4/22 楽天証券にログインし、配分設定をする。
  • 2021/4/26 楽天銀行口座から引落し
JIS&Tから届いた口座開設完了の書類
JIS&Tから届いたパスワードのハガキ

書類を郵送してから実際に配分設定完了までは約50日、1ヶ月半かかった。結局iDeCoを始めると決めたなら、早く動かないと投資機会を失う事になる。俺の場合も2020年9月に書類を郵送しておけば最低でも2021年分を満額投資できていた。

まとめ

財政状況が悪い自治体の公務員は、iDeCoを始めるべきだと思う。なぜなら退職金が貰える保証はどこにもない。それでiDeCoにしろつみたてNISAにしろ、始めるなら早く行動した方がいい。早く動いた方が投資期間を長く取れるし、複利の力を最大限利用できる。資金に余裕がなくなったら、つみたてNISAはやめることができる。iDeCoはやめれないんだけど、最低額の月5,000円なら公務員でいる間は相当変な生活をしない限り、払えなくなるってことはないはず。出口も今より退職金が減っているはずなので、退職金とiDeCoの受け取りが同じ年になっても、退職金所得控除内になるはず。退職期所得控除の計算方法は国税庁のホームページに詳しい計算方法が記載されているので確認して欲しい。

俺はつみたてNISA、iDeCoを満額始めたので老後問題は解決した。と思いたい。

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