地方公務員(消防)の昇給額公開。r>gは本当?

仕事

田舎の消防署に勤務している「98」です。今年度は昇級もあって基本給が27,300円アップしました。諸々の手当などを含めると、年間で30万円ほど手取りが増えそうです。

ここで気になったのが、毎年必ず定期昇給がある公務員に「r>g」は当てはまるのかと言うことです。採用されてからの基本給と昇給額を公開して、検証してみたいと思います。

プロフィール

諸元は以下のとおりです。(詳細なプロフィールはこちら)

年齢40代
職歴ブラック企業→地方公務員(消防)
自治体規模人口10万人
消防歴20年弱の消防司令補

「r>g」とは

フランスの経済学者トマ・ピケティの「21世紀の資本」と言うベストセラー本で提唱されている不等式です。(読んだことないけど)


地方公務員「98」の今までの給料

地方公務員になってからの基本給と昇給額、昇給率は以下のとおりです。昇給率は昇給額÷前年の基本給で求めています。

基本的には年3%前後増えています。

2005年はブラック企業での職歴を反映されたようで11.6%。

人事評価が最高の「S」だった2008年と2014年は3.6%。

消防士長になった2011年が8.1%、消防司令補になった2016年が9.4%。

管理職試験に合格した2022年は8.6%となっています。

これらを平均すると年4%の成長率です。

結論

「r>g」は成立しました。

「r」資本収益率年5%に対して田舎消防の給与上昇率は年4%。

ですが「g」の経済成長率1~2%よりは遥かにいい数字です。

しかし今後、基本給が上がってくると昇給額が同じだった場合、成長率は低下していきます。

定年までの約20年では3%前後になりそうです。

まとめ

地方公務員は40代までは年4%程度の成長が見込めますが、それ以降は成長の鈍化が予想できます。

このため株式投資などをして「r」に近づく努力をしなければ、「g」に近づくことになります。

しかし年3〜4%前後の成長をほぼ確約されて、解雇もない公務員は業務投資をバランスよくやっていくことで、安定と成長を見込めます。

こういった働き方がいいなと思えば、地方公務員という職業選択は悪くないかもしれません。

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